最近DIYerの中では仕上がりの美しさと扱い安さから、ワトコオイルと並び木材塗装の定番品となっているBRIWAX。
色のレパートリーも豊富で、自分の好みに合った色を見つけやすいですよね。。
今回はそのブライワックスの塗り方を紹介します。
ブライワックスとは
ブライワックスとは、イギリスで開発されたワックスでその歴史は約150年にも及び、イギリス王室でも使用されているほど。
蜜蝋をベースとしたワックスで木材に塗装するだけで、アンティークやヴィンテージ風の雰囲気に変えることができます。
ブライワックス一つで、着色・つや出し・保護を一度に行うことができ、作業効率としても非常に優秀。
塗装後に、さらに丁寧に磨けば磨くほど、ツヤが出て、肌触りも良くなります。
是非、ブライワックスを使う際は、最後の磨きまで丁寧に行うことをオススメします。
踏み台の作り方はコチラに記載しております。
ブライワックスの種類
ブライワックスには大きく分けるとオリジナルワックスとトルエンフリーワックスの2種類のワックスがあります。
オリジナルワックス
- 溶剤にトルエンを含んでおり、トルエンフリーワックスと比べると塗料のにおいがちょっと強い。
- オリジナルワックスの方が色の取り扱いが多い
- オリジナルワックスの方が価格も少し安い。
仕上がりについてはオリジナルワックスの方が着色がよく、ツヤも多いとの情報も見るが、両方使用したことがある筆者としてはあまり違いは分からなかった。
トルエンフリーワックス
- 溶剤にトルエンを含んでおらず、オリジナルワックスと比べると塗料のにおいが抑え気味。
- 色の取り扱いが少ない
- 1缶の内容量が少なく、価格が少し高い
トルエンフリー1缶の内容量:370ml
オリジナルワックス1缶の内容量:400ml
ブライワックスの塗り方
では、実際にブライワックスの塗り方を紹介してきます。
オリジナルワックスとトルエンフリーワックスで特に塗り方の違いはありませんので、同じように扱ってもらって大丈夫です。
準備するもの
- 木材
- ブライワックス(お好みの色)
- 台所用スポンジ
- ウエス (要らなくなったTシャツとかでもOK)
- 使い捨て手袋
- 新聞紙(室内で実施する場合)
台所用スポンジは100均に売ってある10個入りのものを愛用してます。
昔は5個入りのもの使っていたのですが、10個入りを見つけてからは、大きさ的にもちょうどいいし、わずかではありますが経済的にもお得。
塗装用として正規品でスチールウールが売られていますが、スチールウールは塗装していくと細かい屑が出てきたり、持ちにくかったり個人的にはあまり好みではなく。
なので、筆者としては握りやすく屑も出ない、スポンジを使ってます。
スチールウールは100均にも売ってあるので、両方使ってみて使い心地で決めてみるといいと思います。
今回はパイン集成材にブライワックスのジャコビアンを塗っていきます。
材料サンディング
塗装する木材を紙やすりでサンディングします。
ホームセンターに売ってある集成材やSPFなどはある程度表面が整っているので、240番程度で磨くぐらいで大丈夫です。
紙やすりの番手を上げて磨くごとに表面は綺麗になっていきますが、その分ブライワックスの染み込みは弱くなっていきます。
ブライワックスは傷に染み込んで濃淡を出し、いい雰囲気を醸し出してくれるため、極めたい方は仕上がりの好みでどこまで磨くかいろいろ試してみるといいです。
ワックス塗装
使い捨て手袋を両手にはめ、スポンジで木目に沿ってワックスを塗装していきます。
塗装にはスポンジの固い面を使用して、ゴシゴシ刷り込むように塗っていきます。
磨き1回目
全面にワックスを塗り終わったら、30分ぐらい乾燥させた後、ワックスを新たにつけずに、スポンジの固い面で木目に沿ってゴシゴシこすって磨き上げます。
磨く前と磨いた後ではツヤの出方が違います。
最終磨き
ウエスで磨きます。
残ったワックスを拭き取ったり、丁寧に磨くことでさらにツヤを出し、肌触りが良くなります。
完成
以上で完成です。塗装前、磨き1回目あと、最終磨きと画像を並べてみましたが、かなり雰囲気も良くなってますし、画像では分かりにくいですが、最終磨きによってツヤも出てます。
肌触りもワックス独特のしっとりとした温かい肌触りになっており、塗料としてかなりおススメです。