販売できるアプリはいろいろありますが、販売の流れはどれも一緒。
まずは基本を理解しましょう。
販売に最低限必要なもの
作品販売を始めるにあたり、作品を出品したり売れたら発送したり。
そのために最低限必要なものは以下の通りです。
- 作品の材料、道具
- スマホ (+パソコンがあると良い)
- 梱包材
- 銀行口座
作品の材料、道具
これはDIY・ハンドメイドを趣味にしている方は既にお持ちかと思います。
販売数が上がってきたらより便利な道具を集めると、作業時間が短縮できより効率的に制作ができるようになりますが、販売が軌道に乗るまでは今ある道具で十分でしょう。
スマホ(+パソコン)
作品の写真を撮って出品するのに使います。
写真は一眼レフといった立派なカメラを持っている方はそちらで写真を撮った方がもちろんいいですが、今のスマホのカメラの性能であればスマホカメラでも十分です。
また出品もスマホですべて完結できます。
ただパソコンを扱える人であれば、画面も大きく・文章の入力速度もパソコンの方が早いので、パソコンがあった方がより効率的に作業できます。
梱包材
作品が売れて発送するときに使う梱包材です。
始めは自分が通販商品を買った時の段ボールや緩衝材をキレイにとっておいて使用してもいいですし、
ホームセンターで入手したり、最近はコンビニでもメルカリ専用梱包材等を置いていたりしますので、自分の作品に合った大きさの梱包材を探しておきましょう。
いざ売れて、発送するときに梱包どうしようと焦らないよう、事前の準備が大事です。
銀行口座
売上を振り込んでもらうための銀行口座です。
今あるプライベート用の銀行口座をそのまま使ってもいいですが、副業として継続していくのであれば、事業用として銀行口座は準備しておいた方がいいです。
銀行口座を別にしておくことで事業用に何にお金をいくら使って、いくらお金が入ってきたかを一目瞭然にしておき、管理しやすくしておきます。
また、可能であればクレジットカードも副業専用を持っておき、副業専用口座から引き落としとしておくとより管理が楽です。
販売の流れ
作品を作る
まずは売るものがないと始まりませんので、作品を作りましょう。
アクセサリーや洋服、アート、家具、スマホケース、食器などなど、
ハンドメイド販売できるもののジャンルはかなり多く、minneやcreemaでは食べ物も販売できます。
何を作ったらいいかイマイチぴんと来ない人は、一度アプリでどんな物が出品されているか見てみると良いでしょう。
写真を撮る
次に商品説明に使用する写真を撮ります。
写真を撮る時には以下の写真を撮ると良いです。
- 作品の全体写真
- 素材感がわかるようなアップ写真
- 使用感が伝わる写真
- サイズ感がわかる写真
ネット販売において写真は最も重要な情報です。
キレイに撮った写真、テキトーに撮った写真とでは売れ行きは雲泥の差です。
実際に手に取って作品を見れない分、どんな作品なのか最大限伝わるようにしましょう。
出品する
以下手順で各アプリやサイトで出品します。
出品の流れ
- 作品名(タイトル)を記入
- 写真を選択
- カテゴリーを選択
- 商品説明を記入
- 販売価格を設定
- 配送方法を選択
- 発送までの日数を設定
アプリ(サイト)によって設定項目の増減はありますが大まかにはこの流れです。
作品名(タイトル)を記入
作品名には素材やモチーフを入れると検索で引っ掛かりやすく、どんなものか伝わりやすくていいです。
ハンドメイド品ならではの暖かみのある名前で、ネーミングセンスが感じられるものだとより良いです。
あまりにも不格好なタイトルだと作品自体も微妙なのかなと思われてしまう可能性があります。
だからと言って美術館のアート作品のような凝った名前にするのも、検索でヒットする可能性が低くなりますのでNGです。
どれだけオシャレで気の利いたタイトルにしても、見られなければ意味がありませんので。
写真を選択
撮った写真をUPしていきます。
写真は作品の売れ行きに最も影響しますので作品の良さが最大限伝わるものを選びましょう。
写真の見栄えをよくするために加工アプリで色彩を変更するのは、購入していただいた方が「思ってた作品と全然違う」となり、低評価が下されてしまうリスクがあり、おススメしません。
加工アプリでの編集はあくまでも、画像サイズ変更、文字挿入にとどめておいた方が無難です。
カテゴリーを選択
自分の作品がどのカテゴリーに当たるかを選択します。
この時、ハンドメイドのカテゴリーを選択するか、単に商品のカテゴリー(たとえばピアスなら「アクセサリー」)を選ぶかは自由です。
商品説明
素材、モチーフ、サイズ等、作品の情報を記入していきます。
長文でダラダラと書いてもお客様は途中で読むのをやめてしまうため、項目ごとに区切りを入れたり、箇条書きにしたり、読みやすくなる工夫も必要です。
また、作家としての想い、どんな方におススメしたいかというところまで書けるとベターです。
出品のたびにイチから説明文を書くのは面倒なので、ひな形を作っておくと良いでしょう。
価格設定
ハンドメイド品の価格設定はよく、原価×3が一般的と言われます。
原価が1,000円なら販売価格が3,000円になります。
なお、この原価には材料費に加え、製作時間×時給、梱包材が入ります。
よく原価=材料費で計算される方が多いのですが、自分が働いた時間も立派な原価。手間がかかった作品はそれだけの価格を付けるべきです。
また、送料については送料込みか別かで販売価格にプラスするか、別でいただくか判断します。
(メルカリ・ラクマでは送料込みに設定しておき、送料をプラスした値段で設定。minne・Creemaでは送料別となるので、販売価格に送料分はプラスしません)
価格設定も作家としての必須スキルですので、適切な価格に設定し、売っても売っても全然得しないとの事態にならないようにしましょう。
配送方法
配送方法はいっぱいありどれを選んだらいいのか迷ってしまうと思います。
まずは自分の作品の大きさ、重さから最もお得な配送方法を調べ、その配送方法に設定しておきましょう。
メルカリ・ラクマでは匿名配送にしておくと購入率が上がるため、可能であれば匿名配送ができる配送方法にしておきましょう。
配送方法まとめはこちらから
発送までの目安日数
作品が購入されてからどれくらいで発送します、との設定になります。
購入された後、梱包して、コンビニや運送会社に荷物を持っていく時間を計算し、日数の目安を割り出します。
この時、自分の考える日数+2,3日に設定しておくことをおススメします。
購入されたタイミングが悪く、発送作業に時間が取れなかったり、目安までに発送しないとと焦ってしまってミスをしてしまったり。
お客様からしても予定を過ぎると良く思われませんが、早く送る分には悪く思われることはありません。
気持ち的にゆとりを持つためにも、少し余裕を持った日程設定しておくことをおススメします。
売れるのを待つ
出品できたら後は売れるのを待ちます。
どのアプリでも閲覧数やいいね数が確認できるので、どれくらい見られているのか、いいねされたのか気になってちょくちょくチェック。
ある程度はいいですがあんまり気にし過ぎるとストレスたまってしまうのでほどほどに。
また、問い合わせが来たら即座に対応してください。
対応の早さはビジネスの基本で、作品販売も立派なビジネスです。
迅速丁寧な対応で購入につなげましょう。
梱包する
作品が売れたら発送するために梱包します。
作品によって各々ですが、封筒や段ボール、緩衝材などを使用して輸送時の衝撃で作品が壊れたり傷ついたりしないよう丁寧に梱包します。
第一印象は人間と同じくとても大事です。
想像してみてください、自分が買った商品を受け取った時、梱包がぐちゃぐちゃだったらどうでしょうか。
ぐちゃぐちゃは言い過ぎかもしれませんが、梱包が雑だと中の商品を使う気持ちもちょっと失せませんか?
実際にレビュー評価でも梱包が残念だと低評価になっているものも多く見られます。
友達に軽いプレゼントを贈るぐらいの気持ちで梱包しましょう。
発送する
運送会社の営業所やコンビニに荷物を持ち込んで発送します。
メルカリやラクマではQRコードを読み込ませて発送票を印刷できるので、宛名の手書きは不要です。
minneとCreemaについては、minneで一部QRコードでの宛名印刷は可能ですが、基本的に宛名は自分で手書きする必要があります。
複数注文が入った時には、発送する荷物を取り違えたりしないよう十分に気を付けて発送します。
運送会社やコンビニに荷物を渡したら、各アプリで発送通知を送ります。
評価する(評価される)
【メルカリ・ラクマ】
荷物が届いたら、お客様が受け取り評価を行い、その後に自分が相手の評価を行います。
自分が相手側の評価を行った時点で取引完了となり、売り上げから手数料と送料(出品者負担の場合)が差し引かれた金額が入金されます。
【minne・Creema】
minneとCreemaでは自分が相手側の評価を行うことはありません。お客様が商品を受け取った時点で取引完了となります。
お客様がレビュー評価を行うかどうかは自由です。
レビューは作品を購入するかどうか迷っている方の重要な判断材料となります。
丁寧な作品作り・対応、手書きのお手紙を同封するなど、大満足してもらうことでレビューを書いてもらえる可能性も高くなりますので、一つ一つ丁寧に対応していきましょう。