今回はボルトを使った棚【ボルトラック】でシューズラックを作ったのでその方法をご紹介。
靴の収納が足りなくて、玄関が靴であふれかえってる。
整理するためにシューズラックが欲しいけど、どうせなら最近流行りの木とアイアンを使ったオシャレなラックにしたい。
でもアイアンラックって高いし。
Googleさんで検索してみた結果、木とアイアンを組み合わせたシューズラックは2万円を超えるものがほとんど。
なかなかパッと出せる金額ではないですよね。
そう思っているあなたにおススメDIY。
ボルトラックなら木材に穴を開けるだけで簡単に男前なアイアン棚を作れるし、お財布にも優しい。(今回ご紹介するシューズラックの材料費は約1万円)
自作すれば棚板の枚数も寸法も自由に変えられるので、自分のおうちにピッタリに作れちゃいます。
是非皆さんのおうちに合うラック作りの参考にどうぞ。
DIY初心者で何から手をつけたらいいか分からない方には、まずはこちらのページがオススメ→【何から取り掛かればいい?】木工DIY初心者のための手順講座
必要工具&材料
必要工具・道具
- 電動ドライバー
- Φ10ドリルビット
- サンドペーパー♯320
- 塗装用スポンジ
- 塗装用手袋
- ウエス(Tシャツの切れ端とかボロ布でもOK)
DIY初心者の方は「【これからDIYを始める方に】必要工具、便利工具をご紹介。」も参考にして下さい。
材料
- 杉集成材 厚さ18mm×幅300mm×長さ1820mm:2枚
- 寸切りボルト M10×長さ1000mm:4本
- ナット M10:44個
- 高ナット M10:4個
- 袋ナット M10:4個
- オールドウッドワックス(ラスティックパイン)
完成図&木取り図
完成図
木取り図
図面はcaDIYという設計ツールで作成しております。積み木感覚の簡単操作でDIYerにオススメ♫
作り方
棚板製作
棚板切り出し
今回使用する板は杉集成材で、靴がはみ出さないように幅300mmの板をチョイス。
長さは1820mmの板を2枚購入し、1枚当たり600mm×3で切り出し、6枚の板を準備します。
サンディング
次に板をヤスリがけしていきます。
集成材の表面はキレイなことが多いのでサンドペーパー♯320で十分です。
表面が荒い場合はもっと低い番手♯80から順に番手を上げながら磨いて下さい。
また、切断面はバリが出ていることが多いので、残さずキレイにヤスリがけします。
穴あけ
棚板にボルトを通すための穴を開けます。
まずは角から2cmずつの位置にポンチ(またはペン)で印を付けます。
今回使用するボルトは太さがW3/8(約9.8mm)なので、Φ10のドリルで穴を開けます。
なかなかキレイに穴があけられないと、ずっとお悩みの方はコチラ↓も参考にしてください。
塗装
男前なシューズラックに仕上げるため、古材風に塗装します。
今回使用するのはオールドウッドワックスのラスティックパイン色。
オールドウッドワックスはワックス独特の臭いがほとんど無いので家族やご近所にご迷惑が掛かりません。
それでいてワックス王道のブライワックスにも引けを取らない仕上がりで近頃、愛用しているDIYerも多いです。
ワックスの塗り方はコチラ→ブライワックス(BRIWAX)の塗り方【100均スポンジ使用】
記事の内容はブライワックスになっておりますが、塗り方は一緒です。
板6枚全てをひたすら塗装していきます。
板塗装が終われば棚板の準備は完了です。
組み立て
ボルトにナットを取り付け
まずは全てのボルトにナットを取り付けます。
4本とも同じ位置になるようにナットの位置を調整してください。
ナットの位置がズレているとボルトの長さが合わず、後々、調整が大変になります。
棚板にボルトを差し込む
棚板の4つの穴にそれぞれボルトを挿入します。
ナット取り付け
板の上側からナットを取り付け、棚板に当たるまでナットを回し入れます。
これで棚板1枚分の仮固定が完了です。
位置調整や水平調整は最後に実施するので、ひとまずここは仮固定で大丈夫です。
次の棚板取り付け
再度、ボルト4本ともにナットを取り付け、次の棚板の位置まで回し入れます。
ナットを入れ終わったら、棚板の穴にボルトを挿入し、またナットで挟み込みます。
残りの棚板を取り付け
同じ要領で残り4枚の棚板も取り付けていきます。
ナット→棚板→ナットの順番です。
一番上の棚板を止める上側のナットは袋ナットで止めます。(デザイン上袋ナットにしておりますが、普通のナットでもOKです)
高ナット取り付け
脚の高さ調整用に高ナットを取り付けます。
調整・設置
ガタツキ調整
棚を揺らしてみてグラつくようであれば、どれか浮いている高ナットがあります。
高ナットを回し、脚4本ともキレイに床に着くよう調整してください。
棚板の位置調整
各棚板の止め位置を調整します。
板の間隔を均等にしてもいいですし、一部間隔を広くしてブーツなどちょっと高さのある靴を置く段を作ってもいいですし、好きな位置に調整してください。
棚板の水平調整
水平器で前後左右の状態を見ながら、水平状態を調整します。
最近は100均にも水平器は置いてあります。
精度はプロ用ほど良くはないですが。。。
それでも水平器としての機能はもちろん満たしておりますので、1つぐらい持っておいても損は無いでしょう。
設置・最終締め付け
最後に、玄関にラックを設置し、ナットをきつく締めます。
手で締めるだけでもいいのですが、持っていればスパナやモンキーレンチでしっかりと締めておくと、ナットが緩みにくいです。
モンキーレンチは使用方法を誤ると怪我をしたり、物を傷つけたりしやすい工具です。
使用の際は、レンチの口をナットの大きさにピッタリと合わせ、正しい向きで使用するよう心がけてください。
まとめ
一般的な棚を作るためには組み方を考えたり、板と板を直角に固定してねじ止めしたり。
少しでも寸法がズレるとすき間ができたり、歪んだり、棚をキレイに作ろうとすると思ったよりも難易度が高いです。
ボルトラックであれば棚板の位置調整や水平調整は後からいくらでも可能。
木材に穴を開けるだけでいいので、DIY初心者におすすめということで紹介しました。
今回ご紹介した通りでなくてもご自身のおうちのスペースに合う寸法、塗装方法でお気に入りの一品を是非作っていただければと思います。