マキタ電ドラDF033D_実機レビュー

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【実機レビュー(動画あり)】マキタDF033DSHS/DF033DSHX-電動ドライバドリル

2022年7月3日

どうも。ode(@ode-DIYer)です。

マキタ製電動ドライバドリルの中では比較的安価で、かつ、他の電動工具類とのバッテリーが共用できる『DF033D』。(バッテリー・ケースとのセット品は『DF033DSHS』と『DF033DSHX』)

ウッドデッキ製作などでハードウッドを扱うにはちょっとパワー不足を感じるものの、一般的なDIY用途であれば十分ネジ締めや穴あけに便利。

電動工具は安心できるメーカーがいい。でも価格はなるだけ安くという方に、選択肢の一つにあげたいのが『DF033D』です。

この記事ではその『DF033D』を実際に使ってみた動画とレビューを掲載してます。

どの電動ドライバドリルを買おうか悩んでいる方の参考の一つに、『DF033』を買いたいけど実際どうなの?と生の声・使用感を確認したい方は、ぜひご一読を。

メリットデメリット
・価格が安い
・軽量かつ取り回しがいい
・DIYに十分なパワー
・ハードウッド施工にはちょっと物足りない
・動作音は他の電ドラと比べちょっと大きめ

まずはDF033Dについて

DF033DSHS外観

基本スペック

まずはさらっと、『DF033D』の基本スペックから確認しておきましょう

項目内容
最大トルク28N・m
バッテリ10.8V(スライド式)
クラッチ20段+直結
速度切替有り(2段階)
回転速度調整無段変速
回転方向正転・逆転
チャック仕様6.35mm六角軸ビット
ネジ締め本数170本(Φ4.1mm×38mm)
LED有り
ブレーキ機能有り
質量0.93kg(バッテリー込)

購入したDF033DSHS

今回購入したのは『DF033DSHS

バッテリーと充電器、ソフトケースが付いたセット商品で、届いてから箱を開ければすぐに使用できる組合せです。

※届いた段階でちょっとバッテリーが充電された状態なので本当の意味ですぐに使えますが、あくまでもちょっと。

DF033DZ』は電ドラ本体のみ。バッテリーと充電器は別売りなので、既にバッテリーを持っている人向け。購入の際には注意してください。

  • 本体
DF033D本体
  • バッテリー(1個)
DF033D用バッテリー
  • 充電器
DF033D用充電器
  • No.2(+)ビット
DF033DSHSセット-プラスビット
  • 取扱説明書
DF033DSHSセット-取扱説明書
  • ソフトケース
DF033DSHSセット-ソフトケース

適合バッテリーについて

DF033D適合バッテリー

DF033D』に適合するバッテリーは以下の通り。

  • BL1015 (10.8V-1.5Ah)
  • BL1020B  (10.8V-2.0Ah) 残量表示付き
  • BL1040B (10.8V-4.0Ah) 残量表示付き

「Ah」はバッテリーの容量を示しており数値が大きいほど、持ちが良くなる反面、上の画像の通り、サイズは大きくなります(当然重さも)。

上記バッテリーは他の電動工具とも共用でき、全部で120モデルと互換があります

総合カタログ/株式会社マキタ (makita.co.jp)

インパクトドライバーやクリーナーなど他の工具とバッテリーを共用し、電動工具本体だけ購入する。

のが、お買い物上手ってわけです。

バッテリーは高価だから、同じバッテリーの工具を揃えるのが経済的♪

価格

以下は10.8Vのマキタさんの電ドラ定価です。

型名DF033DDF333DDF332DDF030DF330D
定価本体のみ¥8,800¥10,800
(+¥2,000)
¥17,500
(+¥9,000)
¥8,400
(-¥400)
¥11,100
(+¥2,300)
セット¥23,800¥25,800
(+¥2,000)
¥39,300※
(+¥15,500)
¥24,300
(+¥500)
¥27,000
(+¥3,200)

カッコ( )内の数値はDF033Dとの差額。セットはバッテリー×2、ハードケース。
※DF332Dのセットのみ、バッテリーが4.0Ah。その他は1.5Ah。

本体のみ価格ではDF030Dが数百円安いものの、マキタ電ドラの中では最安値の部類。

バッテリーと同時購入の場合、マキタの電ドラの中では本当の意味で最安値になってます。

DF033Dの機能

クラッチ機能

トルク(ネジを締める力)の上限値を調整できる機能で、電ドラ先端にあるリングを回して調整できます。

動画のように、上限値に達するとビットが空回りすることで、ネジの打ち込みすぎを防いでくれます。

実際に数値に設定したらいいかは、木材の種類・ネジの太さ・長さによって変わるので、都度、適切な値に設定します。

ちなみに、穴あけ時は「ドリルマーク」(直結)にリングを合わせて使用します。

変速機能

DF033D』には回転速度に関する機能として、速度切替(2段階)と無段変速の2つの機能があります。

速度切替(2段階)

本体上部スイッチで回転数を2段階(高速/低速)に切替可能。

 高速:作業スピードが速いが、回す力は弱くなる

 低速:作業スピードは落ちるが、回す力は強くなる (カタログに載っている最大トルクはコチラの値)

長いネジを締める・大きい穴を開ける場合には低速、作業効率を高めたいなら高速といった使い分けができます。

トルクが弱い高速設定で無理に長いネジを締めたり、大きな穴を開けようとするとモーターに過大な負荷がかかってしまうため、故障や寿命低下につながる可能性があるので注意です。

無段変速

トリガーを引く力によって回転速度を調節できる機能です。

トリガーをちょっとだけ引くとビットがゆっくり回転し、引く力を強くしていくと回転も併せて速くなっていきます。

ネジを打つ時に、初めは軽くトリガーを引いてゆっくりネジを打ち込み、ある程度ネジが食い込んだら強くトリガーを引いて一気にネジを締める。

この無段変速機能が無いとスイッチONでフル回転してしまい、ネジの打ち始めるときにネジが暴れてうまく締めれないなんてことも。

また、小物のネジなどデリケートな部品を扱うときにも、無段変速機能があると非常に便利です。

正転・逆転機能

ビットの回転方向をワンタッチで切り替えられる機能で、ネジを締めたり/ゆるめたり。

DIYではネジを締めるのと同じくらいネジをゆるめる機会もたくさん。

切替スイッチはそれぞれ親指と人差し指の近くにあるので、片手で持ちながら切替可能。

慣れてくるとスイッチを見ずにカチカチ切替ながら作業できちゃいます。

正転・逆転スイッチを中間位置に設定するとトリガーにロックが掛かります。使わない時は中間位置にしておくと良いです。

LED

DF033D-LED点灯

電ドラの先端方向を照らしてくれるLEDを搭載しており、トリガーを引くと同時にLEDもON。

トリガーを離して数秒後にOFFするようになってます。

作業中の手元って意外と陰になっていたり、特に隅っこの作業をするときは暗くなりがちなので、LEDがあると何気に便利。

ちなみに上位機種になるとLEDリングが付いて、より広範囲を明るく照らしてくれます。

実際に使ってみる

実際に木材へのネジ打ちと穴あけをしてみます。

使用木材作業サイズ評価

SPF
(ソフト)

下穴あけΦ3mm
(快適)
ネジ締め

Φ4.2mm×65mm


(快適)
Φ4.8mm×90mm
(問題なし)
穴あけΦ21mm穴
(快適)
ウリンネジ締めΦ4.2mm×45mm
(できはするけど)
穴あけΦ10穴
(快適)

SPF材(2×4):ソフトウッド

まずはDIYでもよく利用されるSPF材。材質は柔らかめで加工しやすい。

ネジを打つにも、ドリルで穴を開けるにも、それなりのパワーで十分。

下穴開け

ドリル径:Φ3.0mm

当たり前っちゃ当たり前ですが、SPFへの下穴あけは特に問題なし。
ガシガシあけていきましょう。

ネジ締め

使用したネジ:コーススレッド(Φ4.2×65mm)


使用したネジ:コーススレッド(Φ4.8×90mm)

65mmはすんなりネジ締め完了。

90mmは後半パワー不足を感じ、モーターに結構負担がかかってる感触。

穴あけ

ドリル径:Φ21mm

DF030Dと比べて断然早いし、抵抗をあまり感じない。

ウリン:ハードウッド

ウッドデッキによく使用される木材。

別名アイアンウッドと呼ばれるほど硬い木材で、加工・ネジ打ちには相当のパワーが必要になる。

ネジ締め

使用したネジ:コーススレッド(Φ4.1×45mm)

入りはするけどこの長さが限界か。

穴あけ

ドリル径:Φ10mm

アイアンウッドと言えど、この程度なら全然いけますね♪

使ってみた感想

パワー(トルク)はDIY用途としては十分

DF033Dのトルク値

DF033D』の最大トルク値は28N・m。(カタログ値)

マキタとHiKOKIの10.8Vタイプの中ではちょっと低めではあるものの、先の「実際に使ってみる」で紹介したように、よほど長いビスを使ったり、ハードウッドを使わない限りは、パワー不足を感じることはありません。

※ハードウッド施工時はインパクトドライバーの使用を推奨。

また、数N・mのパワーの違いは作業効率にも影響しますが、1日に何百本もネジ締めるプロでない限り、気にする必要は無しですね。

軽量・安定した手持ち感

バッテリーを装着したときの重さは956g、DF030Dと比べると70gほど重くはなります。

DF033Dのグリップ感

グリップの材質はソフトラバーで手への食いつき良しで、太さも細めとなっているため、手が小さい人でも握りやすい。

DF033Dのグリップ

DF030Dよりも持つところが細いから握りやすい。こっちの方がいい。

DF030DとDF033Dを両手に持っても同じくらいの重さに感じる。
実際には今回レビューしているDF033Dの方が70gほど重いが、握りやすさと重心位置のおかげ?

騒音値は若干高め

空転時の騒音値は85.0dB。※当ブログ調べ

同電圧の他の電ドラと比べると若干高めではあるものの、日中ならご近所さんから聞こえてきても大丈夫なレベルかなと。※個人差あり

「あれ、お隣さん何か作業してんのかな?」と気付くぐらいのレベルですかね。

設定スイッチは若干固め

トルクリングと正逆転スイッチはHiKOKIと比べてちょっと固め。

あくまでも比べたらわかる程度ではありますが、女性だと余計に違いが判るかもです。

ちなみに正転・逆転切替スイッチについては、カチッ、カチッ!と切り替えた感触がしっかりとあります。

HiKOKIの電ドラはちょっとヌルっとした感触なので「あれ?切り替えできたかな?」と若干不安になり、もう一回スイッチを押しなおすことも。

実際にはちゃんと設定できているんですが、なんか気持ち的に、ね。

※HiKOKIでもブラシレスの電ドラならカチッとしっかりした感触がありました。

メリット/デメリット

以上、各機能と使ってみた感想からメリット・デメリットをまとめると

メリットデメリット
・価格が安い
・軽量かつ取り回しがいい
・DIYに十分なパワー

・ハードウッド施工にはちょっと物足りない
・動作音は他の電ドラと比べちょっと大きめ

ラインナップ

商品型式DF033DZDF033DSHSDF033DSHX
バッテリー-1個2個
充電器-
ケース-ソフトケースハードケース
その他(+)ビット(+)ビット(+)ビット
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まとめ

今回はマキタ製10.8V電ドラの『DF033D』を紹介しました。

同メーカの電ドラの中では最安値であり、初心者の方でも手を出しやすい商品です。

よほど酷使するようなことが無ければDIY用途として十分に使えるだけの性能を備えており、軽量かつ取り回しの良さからDIY女子にもオススメ。

電動工具は安心できるメーカーがいい。でも価格はなるだけ安くという方

また、バッテリーは120もの他モデルと共用できるので、これから電動工具を集めていこう、10.8Vスライドバッテリーを既に持っている方も一度検討してみてもいいかと思います。

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2児のパパであり、平日会社員、週末DIYer。 普段使いから子育てに役立つ物まで、生活をDIYで豊かにできるような情報を発信していけたらと思っております。

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