どうも。odeです。今回は永遠の落ち着き空間「トイレ」のDIY。
我が家のトイレはタンク付きの普通のトイレ。
オシャレでも何でもないし、更に収納もないためトイレットペーパーや掃除用具もむき出し状態。
家を建てるときにトイレをケチって少々後悔しております。
ということでいつもの如く、自分でタンクレス風トイレにリメイク。
今回はそのリメイク手順をご紹介しますので、ぜひご参考になればと思います。
※タイル張りにハマってたのでタイルで仕上げてますが、リメイクシートでもオシャレになると思います。
リメイク手順
- 寸法測定
- 設計
- 材料調達
- 骨組み製作
- 前板製作
- 天板製作
- 引き出し製作
- 仕上げ
- 壁リメイク
寸法測定
まずは寸法測定から。
枠組みを作るために以下の寸法を測っていきます。
- トイレの幅・高さ
- タンクまでの高さ
- トイレから壁までの幅
- トイレタンクの奥行き
設計
測定した寸法を元にまずは骨組みを設計していきます。
トイレの両脇に枠組みを置き、この枠組みに板を取り付けて下のようにタンクレス風トイレを目指します。
図面はcaDIYという設計ツールで作成しております。積み木感覚の簡単操作でDIYerにオススメ♫
材料調達
今回使用した材料は以下の通り
- 杉胴縁 21mm×36mm×2000mm 8本:骨組み用
- ラワン合板 9mm厚 910mm×910mm 1枚:前板用
- 杉集成材 18mm厚 300mm×910mm 1枚:天板用
- 杉1枚板 12mm厚 250mm×1000mm 1枚:奥板用
- ファルカタ材 :引き出し用
- ブライワックス ラスティックパイン
- 杉タイル材:前板,壁板用
骨組み製作
木取り
まずは骨組みの製作。
杉材を上の木取り図に従ってカットします。
骨組み(左側)組み立て
カットした杉材を組み立てていきます。
上画像の右側骨組みについて、一番下の板が無いのはこの箇所に水道管が通っているため。
片方のブロックに杉板を立てて結合します。
これで左側の骨組みがひとまず完成です。
骨組み(右側)組み立て
同じように右側の骨組みも組み立てていきます。
左側の骨組みと形状が違うのは引き出しの種類が違うため。
同じように杉材を立ててビス留め。
上下を結合して骨組み完成です。
右下の杉板が抜けているのはキャスター付きの引き出しを作ろうと考えているため。
骨組み設置
トイレ両脇に骨組みを設置すれば1段落。
前板製作
木材カット
ラワン合板を上記寸法でカットします。
合板は流石に大きく直線で切れる自信がないので、いつもホームセンターでカットしてもらってます。
また、型取り用に同じ大きさに段ボールもカットしておきます。
型取り
写真の様に段ボールで前板にする合板の形を型取りしていきます。
カッターで切っては骨組みに合わせてみて、トイレに当たるところは無いか、前板をはめる時に干渉する所はないか、確認しては、微調整していきます。
段ボールは合板に比べて柔らかく、嵌め込む時にたわんだり降り曲がったりするため、段ボールを真っ直ぐにした状態で確認するよう注意して下さい。
コンセントや巾木(壁の1番下に付いているちょっと出っ張った奴)など、特に要確認です
合板カット
型取った段ボールを合板に合わせ、ペンで型を書いていきます。
ペンで罫書いていくときは、段ボールがズレないよう、マスキングテープ等で合板に固定して下さい。
中の方をカットする時は使わない場所にドリルで適当に穴を開け、その穴にノコギリを入れて切り始めると切りやすいです。
前板張り
カットした合板を骨組みにねじ止めします。
ねじ止めする時は骨組みのネジにぶつからないよう注意です。
天板製作
型取り
前板と同じように段ボールで型取りをします。
タンクの裏が曲線になっており、上手に型取り出来なかったため、1回目の型取りを参考にもう一度型取りを行いました。上が1回目、下が2回目
木材カット
前板と同様に、型取った段ボールを天板用の板に合わせ、ペンでカットする線を書いてから、カットします。
使わない箇所にドリルで穴を開け、そこからノコギリでカットしていきます。
カットが終わったら天板を骨組みに載せ、トイレに当たる事なく設置できるか確認します。
サンディング
天板が設置出来ることが確認できたら紙ヤスリでキレイにサンディングしていきます。
引き出し製作
木材カット
ファルカタ5mm厚板を写真の通りカットします。
引き出しは4つ作るため、これを4セット準備します。
箱組み立て
各板をボンドで接着し、箱を組み立てます。
ボンドが固まるまでの間は、養生テープやマスキングテープで固定しておくといいです。
組み立てた箱に前板で切り取った合板をボンドで貼り付けます。
引き出しと前板とで段差・隙間ができないよう、切り取った合板を再利用します。
棚用底板
前板用合板の余りを使って、棚用の底板を作ります。
引き出しの寸法に四角くカットした合板の四隅を切り欠き、棚にはめ込みます。
あとは、作った箱を入れ込めば引き出し完成です。
トイレ仕上げ
塗装
天板とウッドパネルを塗装していきます。
今回はブライワックスのラスティックパインを使用しました。
ブライワックスの塗り方はコチラ
尚、ウッドパネルは自作で杉の2×4材をひたすら薄切りしたものです。かなりの労力が必要になるので、似たような市販品のリンクを載せておきます。
また、パネルでなくリメイクシートを使ってもおしゃれです。
前板貼り付け
ウッドパネルをボンドで前板に貼り付けていきます。
ボンドが固まるまではマスキングテープなどで仮押さえしておきます。
引き出しから飛び出すパネルは飛び出す部分にボンドを塗らないよう注意です。引き出しが開かなくなってしまいます。
貼り付けが終わったら、ボンドが固まる前に引き出しがちゃんと開けられるか確認します。
ちなみにDIYにオススメのボンドで筆者も使っているのがタイトボンド、もしくはゴリラボンド。
どちらも強度はもちろんのこと、乾いた後もやすりで削り取ったりできるので、ボンドが染み出てきたとしても塗装前に除去できます。
仕上げ
ボンドが固まったらマスキングテープを外し、天板を載せます。
天板は落ちることは無いですし、ねじ止めは不要です。
壁リメイク
賃貸物件でも施工可能な、現状復帰できるやり方でリメイクします。
マスキングテープ貼り付け
板を貼る箇所にマスキングテープを貼っていきます。
写真の黄色い部分がマスキングテープです。
幅広のマスキングテープを使えば貼り付ける回数が少なくなり、楽です。
マスキングの1番上で水平が取れているか水平器で確認
板貼り付け
パネルの裏に両面テープを貼り、壁に貼り付けていきます。
水平を取ったマスキングに合わせて貼り付けていきます。
完成
タオルハンガーやペーパーホルダーを変えたり、色々と飾り付けをしたりして完成です。