どうも。子供の頃は兄弟と同じ部屋だったodeです。
子供の頃、自分だけの部屋欲しかったな~
小学生までは特に何も気にしてなかったんですが、やはり中学生ぐらいになると自分の部屋が欲しい。
色々と多感な時期ですし、自分だけの空間が欲しかった訳ですが、それも叶わず。
そして、時は流れ、今度は自分の子供が「部屋が欲しい」と。
最近よく見かける子供部屋を後から仕切られるようにしておくパターン。
ウチもこのパターンで、真ん中に後から壁を作ることができるようにしてます。
自分が部屋を持てなかった分、やはり子供には与えてあげたい。
そんな訳で、このタイミングで子供部屋を仕切ることを決めました。
今回は子供部屋に壁を自作した件をご紹介します。
最後の結論でも記載しておりますが、あくまでも素人がDIYした記録です。
安全性への確証はありませんし、自作してみて感じたのはやっぱりプロに任せるべきだと思ってます。
壁の防音性能検証
壁自作に際して、壁の防音性能についても検証してますので、興味があれ方はコチラもどうぞ。
子供部屋を仕切る方法
単純に部屋を仕切ると言ってもその方法も様々。
- カーテンを設置する
- 家具を置く
- スライドドアを設置する
- 壁を作る
兄弟とは言え、お互いのプライバシーは尊重してあげた方がいいと思い、壁を作ることに。
はじめに壁をDIYしてみた正直な感想。
楽しかったけど、めちゃくちゃ大変でした。
全行程合わせると途中サボりながらですが大体4日ほどかかりました。
費用としては4万円ちょっとだったので業者さんに頼むよりも安く仕上がったのかなと思います。
ただ、実際に作ってみて思ったのは、正直、業者さんに頼んでも良かったのかなと思ってます。
理由としては
- 細部の仕上がりが悪い
- めちゃくちゃ大変
- 安全性に疑問
細部の仕上がりが悪い
やはりプロの仕上がりとは比べ物になりません。
DIYerでも上手な人はいっぱいいらっしゃると思いますが、素人がヘタに手を出すものではないと。
かなり根気強くやすったパテ。
壁紙を貼る前は平面や!と思っても壁紙を貼ってみると、あれ?凸ってる。
注意深く見るか、手で触ってみないと分からない程度ではありますが、やっぱり凸ってる。
また、まだ完成して時間が経ってないので分かりませんが、壁紙が剥がれてきたり、つなぎ目が目立つようになってくることもあるのかなと思ってます。
天井との間もコーキングしてますが、う~ん汚い。
めちゃくちゃ大変
結構ナメてかかってました。
特に大変だったのが、
- 石膏ボードを2階部屋まで搬入
- パテやすり
石膏ボードは1枚あたりだいたい14kg。それを8枚、2階の部屋まで搬入しましたが、デカいし重いし、階段曲がってて壁にぶつかりそうになるし。。。
妻も持ってみましたが
1m動かすのがやっと。ごめんけど、一人で頑張って~
ということで女性にはかなりの無理な作業になりそうです。
あと石膏ボードを貼った後にすき間を埋めるためにパテ埋めをしますが、そのヤスリがけ。
壁を平らにするために1時間以上ひたすらヤスリがけ。
次の日の筋肉痛ったら、そらもうご想像にお任せします。
そんなに頑張ったのに壁紙貼ったら凸ってる。やっぱりプロってすごいんだなと。。。
安全性に疑問
プロにお任せした方が良いと考える一番の理由ははこれです。
一応柱にビス止めして大丈夫だとは思ってますが、でも建築に関しては全くの素人ですし何の根拠もない。
仮に何か起きたとしてもすべて自己責任です。
そんな心配し過ぎちゃう?と思われるかもしれませんが、自分が怪我するならいいですが、もし子供に何かあったらと変な想像もしちゃうことも。
何かと心配性の方は、変な心配事を増やさないよう精神衛生的にも、信頼できるプロにお任せする方が良いと思います。
仕切り壁作りの手順
ということであくまでも自己責任ということを理解しつつ仕切り壁を自作した記録を残しておきます。
手順
- 寸法測定
- 設計
- 材料集め
- 骨組み設置
- 石膏ボード貼り①
- 吸音材設置
- 石膏ボード貼り②
- パテ埋め
- 壁紙貼り
- 完成
寸法測定
まずは壁を設置する箇所の寸法測定から。
部屋の奥行きと高さを測定。
設計
測った寸法で家のモデルを作成。
まずは骨組み。SPFの2×4材を使おうと思ってましたが、長尺となるので歪みが気になる可能性が。。。
ということで軽くて歪みのない軽天材を使うことにしました。
一般的な壁と同じように石膏ボードを一面に。
ひとまず設計としてはOKということで次は材料集め。
図面はcaDIYという設計ツールで作成しております。積み木感覚の簡単操作でDIYerにオススメ♫
材料集め
軽天材
いつもの通いなれたホームセンター。の今までスルーしていた軽天材コーナー。
ここで予想外の事態。設計では50型(45mm×50mm)の軽天材としてましたが、65型(45mm×65mm)しか置いてない。
壁の厚みが15mm厚くなることになりますが、寸法上問題ないと判断しそのまま購入。
購入するのはランナーとスタッド。
近くのホームセンターの品揃えは設計前にチェックしておきましょう。
買ったらホームセンターで高速切断機を借りて切断します。
石膏ボード
続いて石膏ボード。購入したのは12.5mm×910mm×1820mmの石膏ボード×8枚。
1枚当たり大体14kgなので8枚で重量100kg超。
車に積み込むのに店員さんに手伝っていただきましたが、なかなかの重さで舐めてかかったことに後悔。
ちなみにこの石膏ボード。購入した後ですが、お世話になっている材木屋さんに聞いたら、ホームセンターの価格の3割引で買えると。。。
何事も知っているのと知らないのとでは大違い。今回はいい勉強になったということで。
あとはビスやパテ、ヤスリ等々購入してます。
骨組み設置
さっそく、買ってきた軽天材を組み立て。
土台となるランナーを床面に設置。
続いて両端のスタッドを立て、天井部のランナーを両端のスタッドの上に設置。
水平を見ながら位置を微調整し、天井と壁面にビスで固定。
石膏ボードと壁紙分の厚み分、元の壁と骨組みを離してます。
んで、残りのスタッドを間にはめ込んで、ビスで固定して、骨組みが完成。
ちなみにランナーにスタッドをはめ込む時は差し込んでクルッと回せばOKなのですが、結構力が必要でした。
石膏ボード貼り①
骨組みが完成したので、続いて石膏ボードを貼り付け。
14kg×8枚。サイズも大きく、2階に運びこんだだけで、ヘトヘト。。。
軽天ビスで石膏ボードを骨組みにビス打ちしていきます。
横3枚でほとんどピッタリ。
設計図を書いた時にも思いましたが、家って本当に尺寸法基準で作られてるんだと勝手に感動。
上の隙間分は必要寸法に自分でカット。
カッターでシャーっと切り込みを入れれば、パキっと簡単に折れます。
パキっと折った後は断面がボコボコして汚いので石膏ボード用のヤスリで平面に。
それとパテをキレイに乗せるのと、ささくれが仕上がりに影響しないよう切り口の角はボード用カンナで面取り。
ちなみに石膏ボードは脆いので蹴ったら簡単に穴開きます。
興味本位で試さないように!
ヤスリがけと面取りする前と後ではこんなに違います。
ということで。
石膏ボードをカットしてキレイに処理したら、上の部分の隙間に取り付け。
3枚分ビスで張り付け。
吸音材設置
これについては色々と悩みましたが。
効果あるんかな?そもそも必要かいな?
何も設置しないか、材料にこだわって防音室並にするか。遮音シートも貼るか。。。
結果、まぁ兄弟どおしだし、気持ち吸音材だけ入れておくことにしました。
一枚ずつ柱の間にIN。
寸法ピッタリ。
全部敷き詰めたらこんな感じ。
石膏ボード貼り②
反対側と同じように石膏ボードをビス止め。
パテ埋め
パテ埋めの前に石膏ボードのバリをならすためにヤスリがけ。
手で触って引っ掛かりがないのを確認します。
んで、石膏ボードの隙間とビス穴をパテ埋め。
全部で3回塗り。近くで見ると結構ぼこぼこ。。。
思ってたのと違う。
パテ埋め初めてでしたが、結構楽しんで作業できました。
が、、、、
ここからが地獄でした。
ボコボコのパテをヤスリでならしていきます。
ひたすら、手作業で1時間半。
気づいたら床が粉塵だらけ。
部屋の中も悲惨なことに。
物を退避。床全面を養生しておけばよかった_| ̄|○
ということでヘトヘトになりながら、ヤスリがけ完成。
壁紙貼り
使用した壁紙は張ってはがせるタイプの壁紙。
数年後に気分が変わって壁紙を変えたいときにパパっと変えれるかなと思ってこの壁紙を選択。
色がかなり豊富だったので子供に自分で選んでもらいました。
ということで壁紙を貼っていきます。
1枚目はちょっと進んではシワになりかけて戻し、進んでは戻しを繰り返し。。。
2枚目以降はコツをつかめたため、スイスイ貼れちゃいました。
完成
ということで完成です。
巾木をどうしようか問題が残ってますが、
無くてもいいよ
ということだったので付けてませんが、掃除機かけたり、家具を置いたときに壁を傷つけるかもとかんがえると、やっぱり巾木はいるかなぁ~と思ってます。
その内取り付けます。
壁の防音性能検証
壁自作に際して、壁の防音性能についても検証してますので、興味があれ方はコチラもどうぞ。
結論
広い子供部屋を有効活用する前に仕切り壁を作ることになったため、家を建てるときに初めから壁作っとけば。
と思いましたが、それでも子供と一緒にパテを埋めたり、壁紙を貼ったり、いい思い出にもなったかなと思います
とは言っても、初めにも書きましたが、何かあった時は誰のせいにもできない、誰も保証してくれないわけですので、その点は理解しつつ子供が巣立つまで何も起きないことを願っておきます。
※子供が巣立ったら壁は撤去する予定。
実際に壁を自作してみて、もし友達に「自分で作ろうと思うんやけど」と言われたら、「やめとき~」と今なら言うと思います。
やはりこういったものはプロに任せるべきと。
確かに値段は自分で作るよりも高いかもしれませんが、その対価として安心と保証が得られるのは大きいと思います。