キッチンの入口など子供に入ってほしくないところに設置するベビーフェンス、部屋の構造によっては売ってあるベビーフェンスでは合わないってことありませんか?
↓こんなフェンス
ベビーフェンスやベビーガードは突っ張り棒のような構造になっていますが、突っ張れる壁がなくて取り付けれなかったり。
筆者もダイニングの入口にベビーフェンスを設置したかったのですが、構造的に既製品では設置できなかったので、自分で侵入防止柵をDIYすることにしました。
読者の方々のおうちは構造的に同じではないと思いますが、アイデアや作り方の参考になれば幸いです。
壁にビスを打ち付けたりしない方法で、賃貸でもマネできる方法になってます。
ベビーフェンスをDIYすることになった経緯
我が子がハイハイをするようになってからダイニングの奥のキッチンの方まで入って来るように。
怪我しないか心配。料理するにも集中できない。。。
ということでダイニングの入口にベビーフェンスを取り付けることに。
筆者宅ではベビーフェンスを突っ張れるいい場所がなかったため、ダイニングの入口にラブリコを使って柱を立て、その柱にベビーフェンスを突っ張らせようと試みました。
しかしながら、フェンスは固定するのに結構な力で突っ張っているため、数日経つと立てた柱がフェンスの突っ張る力に負けて柱が傾く事態に。
そのため、フェンスの固定が緩んできてしまい、これはいつかフェンスが外れて危ないと、この方法は諦めました。
そこで、既製品のベビーフェンスを使うのは止めて、フェンスから自作することにしました。
設計
柵を設置するダイニングの入口ですが、リビングとキッチンの壁がちょうどいいところで切れており、ベビーガードを設置することができない構造となっております。
完成形は、ラブリコで柱を作り、その柱に柵を取り付ける形です。フェンス板の隙間は90mm以下でバランスよく配置できる80mmにしております。
フェンス隙間についての豆知識
ベランダ等のフェンスの隙間についてですが、安全のためJIS(日本工業規格)上に明確に規定されております。子供がすり抜けられないようにJIS上では隙間は110mm以下となっており、東京都のガイドラインでは90mm以下を推奨しております。以下に東京都HPのリンクを貼っておきます。
材料
- 2×4材 8F:1本
- 2×4材 6F:2本
- 2×2材 3F:1本
- 1×4材 6F:5本
- 1×2材 6F:2本
- スリムスレッド(75mm):8本
- スリムスレッド(45mm):18本
- スリムスレッド(30mm):44本
- ラブリコ:3個
- L字金具:2個
- ロック金具:1個
- 蝶番:2個
作り方
材料切り出し
②脚の角が出っ張ると子供がぶつかったりしたときに危ないため、脚用部材の2×4材の600mm材2本と230mm材2本の角を斜めに切り落とします。切り落とす角度は何度でも大丈夫ですが、筆者は600mmの方は45°、230mmの方は30°程度で切り落としてます。
塗装
切り出した板を塗装します。筆者はステイン(ライトオーク)と蜜蝋ワックスで塗装しております。
いつもはブライワックスを愛用しているのですが、子供が触ることを考え、自然塗料である蜜蝋ワックスを使用しました。
フェンス作成作業
脚作成
右側フェンス作成
【使う材料】
- 1×4材 880mm:3本
- 1×2材 360mm:2本
- スリムスレッド(30mm):12本
①1×4材の隙間は80mmずつ空け、1×2材にビス止めしていきます。ビスを打つときはフェンスの表側に打つよりも、裏側に打った方が、ビス頭が子供側に来ることなく安全です。
脚を取り付けるスペースと、柱にフェンスをビス止めするときに1×2材が干渉しないよう、1×2材は1×4材の端からずらして取り付けます。
②フェンスに脚をスリムスレッド45mmでビス止めしていきます。フェンスの表側からビスを打ち込むので、なるべくビスを強く打ち込み、ビス頭を埋め込んだ方がいいです。フェンス側に絶対にビス頭を出したくないという方はダボ穴を開けておいてビス打ち後、ダボ埋めするといいです。
左側フェンス
【使う材料】
- 1×4材 880mm:3本
- 1×2材 880mm:1本
- 1×2材 360mm:2本
- スリムスレッド(30mm):16本
①右側フェンスと同様に80mmの間隔をあけ、1×4材をビス止めしていきます。1×4材をビス止めした後、1×2材を1×4材の隙間ちょうど中間にビス止めします。この1×2材は隙間から子供がロックを解除できないようにするためです。
中央フェンス作成
組立
完成
以上で完成です。使い始めてから約2年ほど経ちましたが、特に不具合なく使えております。ラブリコも年一回ぐらいナットの締りを確認するぐらいでメンテナンスの手もかかりません。
お部屋の雰囲気に合わせて塗装やデザインを変えてみるなど、既製品のベビーガードが合わないという方は、是非、DIYされてみてはいかがでしょうか。